Project Salvador (ベータ版) は、 API を介してサードパーティの Generative AI モデルへのアクセスを提供する Autodesk Fusion へのプラグイン機能です。 Fusion での製品デザインのアイデアやコンセプト デザインのバリエーション、スケッチの作成に使用できます。
このアドインを使用すると、Fusion 内で AI 生成の画像を作成する機能が提供されます。画像を作成してキャンバスに追加した後、その画像を使用してさらにデザインのインスピレーションを得たり、スケッチを自動的に生成したりできます。
下記サイトからダウンロードを行います。無料でダウンロードができます。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックなどで実行します。
インストールが完了したら、Fusionを起動して、アドイン画面から「実行」を行います。
実行するとメニューに「Project Salvador」が追加されます。
画像を生成する「Project Salvador – Beta」とスケッチを生成する「Generate Sketch – Beta」の２つの機能があります。
「Project Salvador – Beta」は、①テキスト⇒画像、②画像⇒画像の生成が行えます。
②画像⇒画像では、Fusion上の3Dモデルの画像を使用もできますし、別途、画像を読み込んで生成させることができます。Fusionで作成した椅子を題材にトライしてみた結果が下の画像です。
題材がよくなかったのか、あまり違いが分からないかもしれませんが、デザインのヒントになるような画像ができるのかなと思います。
①テキスト⇒画像では、例えば、テキストで英語で「elephant chair」、象の椅子と入れてみた結果が下の画像です。
最初に生成された画像が左側で、「Enhance Prompt」にチェックを入れて補足を追加した結果が右の画像です。
生成された画像は、Fusion上の平面に貼り付けることができます。
あくまで、画像を貼り付けるだけですので、ここからは自分で3Dモデルを作成する必要があります。
生成された画像は自動でフォルダに保存されています。
画像からスケッチを生成することができる機能として、「Generate Sketch – Beta」があります。
生成されたスケッチから押し出して立体を作成することができました。
以上、今回は新しくリリースされたアドイン「Project Salvador」について紹介をいたしました。
テルえもんCADルームのYouTubeチャンネルでも動画を公開しましたので、参考にしてください。
