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【2020年3月10日】アップデート情報

2020年3月10日にFusion360の大幅な機能強化のアップデートがありました。

3Dスケッチ

まず1つ目が「3Dスケッチ」の機能強化です。
これまでスケッチの際に画面左側のスケッチパレットに3Dスケッチのチェックボックスがあって、3Dスケッチは、できてはいましたが、反応が上手くしなかったり、どこかに点などの要素が無いと使えないものでした。

昔に3Dスケッチを試してみている動画がYoutubeにありました。

上の動画を見て、どうです!?使いづらそうですよね。。。

それが今回のアップデートにより、下記の動画のように使いやすくなりました。

どうです!?すごく良くなりましたよね!!!

ポイントは、通常通りにスケッチを作成で平面を選択しスケッチモードに切り替わったときに、画面右側のスケッチパレットの中にある「3Dスケッチ」にチェックを入れて、線分やスプラインなどのスケッチ機能を選択して、線を描いていく形になります。

描いていく際に表示される座標軸のようなマニュピレータ―を上手く使っていくのがコツかなと思います。

アセンブリ

2つ目がアセンブリの機能強化です。

これまでアセンブリ上にリンク付きで 読み込んできた コンポーネント(部品)を編集するには、読み込んできている元のデータを開いて行う必要があり、とても面倒でした。

それが今回のアップデートにより、直接、編集ができるようになりました。

「インプレイス編集」という機能なのですが、こちらは、まだプレビュー機能となっており、使用するには、基本設定の中のプレビュー機能のところの「インプレイス編集」にチェックを入れる必要があります。要は、まだお試しの機能ということですね。

プレビュー機能にチェックを入れることで、画面左側にあるブラウザの中から編集したいコンポーネントを右クリックして「インプレイス編集」を選択することで、コンポーネントの編集モードに入ることができます。

詳しくは、こちらの動画を参考にしてください。

どうです!?とても変更がスムーズにできるようになりましたよね!!!

アセンブリの機能で、もう1点、変更になったことがあります。

それは「ジョイント」です。

コンポーネント(部品)とコンポーネント(部品)をジョイント(組付)する際のメニュー画面が変わりました。

回転やスライドなどのモーションタイプの切り替えがタブで切り替えるようになりました。

また、モードというものが追加され、ジョイント原点の設定を「単純」「2つの面の間」「2エッジ交差」の3つから選べるようになりました。

「単純」は、面、エッジ、または点にジョイントの原点を作成します。
このモードは、ジオメトリ(要素)に基づいてコンポーネントを直接位置合わせする場合に使用します。

「2つの面の間」は、2つの面の間にジョイントの原点を作成します。
このモードを使用して、別の面との間の中心に1つのコンポーネントを配置します。

「2エッジ交差」は、2つのエッジの仮想交点にジョイントの原点を作成します。
このモードを使用すると、フィレットされたコーナー位置などに位置合わせできます。

データパネル

データパネルの表示が少し変更されました。

プロジェクト一覧に戻りたい場合には、家のアイコンを押します。(これまではプロジェクト名の横にある「く」の記号を押していました。)

Webで詳細を確認したい場合には、地球儀のマークに目のアイコンがついたアイコンを押します。(これまではプロジェクト名をクリックすることでWebサイトが開いていました。)

新しく機能として追加され始めている「チーム」という機能を作成、参加する場合には、画面左上のチーム名のところをクリックすることで行えるようになりました。

フォーム

フォームの修正機能に新しく「直線化」という機能が追加されました。
フォームの頂点を直線化してくれるもののようです。

ちょっと試しにやってみました。

たしかに直線化されましたね。

上下左右、3次元的に直線化されるようです。

クラウドクレジット管理

クラウドを使用したシミュレーションやレンダリングを行う際に必要なクラウドクレジットの管理が基本設定の画面から行えるようになりました。

ジェネレーティブデザイン

ジェネレーティブデザインの結果の切り替え表示がやりやすくなったようです。

製造(CAM)

製造のセットアップには、これまでミーリング、旋盤、切断、積層とありました。

積層は、3Dプリンタのことで、これまで金属のレーザー積層の機器が主でしたが、今回、FFF(FDM)タイプも追加されたようです。

FFF(FDM)タイプとは、熱溶解積層法や材料押出法などとも呼ばれていて、熱で樹脂を溶かしたものをテーブル上にソフトクリームをつくるようなイメージで重ねていくタイプの3Dプリンタです。

FFF(FDM)タイプ の3Dプリンタは、安価に数万円程度で購入できるものもあるので、より機能として身近に使えるようになりましたね。

積層のメニューを見ると面白そうな機能が色々あるので、今度、色々と触ってみたいと思います。

他にもCAMの機能として、加工指示書やツールパスのハイライト表示などの改善があったようです。この辺は後で詳しく確認してみたいと思います。

その他

その他の詳しい情報については、Fusion360公式サイトを確認してみてください。

英語の公式サイト
https://www.autodesk.com/products/fusion-360/blog/march-2020-product-update-whats-new/ 

日本語の公式サイト
https://forums.autodesk.com/t5/fusion-360-ri-ben-yu/what-s-new-2020/m-p/9368222

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